母音の“口の形”をわかりやすく解説

目次

なぜ口の形が大事なの?

まずは話す、聞く、の前にアナウンスにおいて大切な土台作りをしていきます。

土台作りとは何かというと、「口の形」です。

早口の人やゆっくり話す人、話すスピードは人それぞれですが、伝わる話し方をしている人は口の形が全て違います。

では一つずつ見ていきましょう。

基本となる母音の口の形

日本語の五十音は全て(ん以外)母音を伴いますので、母音の形をしっかり抑えることが大切です。

「あ・い・う・え・お」の口の形を見ていきましょう。

「あ」の口の形

口の形-あ

まずは「あ」の口の形です。

ぜひこの記事を読みながら一緒にやってみてくださいね。

「あ」は、まず大きくて綺麗な丸をイメージします。

大きな丸をイメージしながら顔の筋肉を思いっきり使って「あ」と発声します。

この時のポイントは、指が3本入るくらい口を大きく開けます。

さらに舌は顎と一緒に下げてください。

どうですか?

結構顎が疲れると思います。

これが正しい「あ」の形です。

「い」の口の形

口の形-い

「い」のポイントは思いっきり頬を横に引っ張ることです。

無理なんじゃないかと思うほど横に引きます。

そして横に引くときに、歯を食いしばらないようにしましょう。

上の歯と下の歯の隙間を少し開けてみてください。

「う」の口の形

口の形-う

唇を前につきだして、「う」と発声します。

タコの口をイメージしながら声に出してみましょう。

「え」の口の形

口の形-え

「あ」の口の形をもう一度思い出してください。

「あ」の丸の形から横に広げます。

もしくは「い」の口の形を縦にするイメージです。

横に長方形を作るイメージで発声します。

「お」の口の形

口の形-お

「あ」の口の形を縦に広げます。

この時、指3本が入るよう口の形の大きさを意識しましょう。

この縦の口の開き方は、また別のブログで後日お伝えする「滑舌」に大きく関わってきますので、ここでしっかりおさえておきましょう。

普段人と話すときに、口を大きく開けて話すことはないかもしれません。

だからこそ慣れていない口の筋肉の動きを意識してください。

カサムービー「アナウンス」

今回解説しました「口の形」については、実践動画としてカサトレアプリにて視聴いただけます。

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